令和4年11月26~27「一瞬一生」特攻跡地に捧ぐ at 薩摩路歴史ツアー

歴史作家浦辺登氏と巡る歴史ツアー第三弾、語り芝居「一瞬一生」を特攻跡地に捧げて参りました、声色俳優岩城朋子です!!

念願の特効隊の語り芝居が叶いました!
知覧に伺ったのは娘が小学生だった家族3人旅行でのこと。彼らの言葉をいつか私の語り芝居で伝えねばと考えていたあの頃から、10年以上経ちましたが尊敬する歴史作家浦辺登氏とのツアーで実現できたことに感謝であります。

今回の薩摩路ツアーで一日目に昼食をとった「バレルバレー・プラハ」の講堂にて、浦辺登氏と南泉院ご住職の宮下亮善氏の講演に、岩城の語り芝居「一瞬一生・渡辺くみ手記より」公演を執り行いました。このバレルバレー・プラハに至った経緯はこちらからどうぞ。

今回は
会場にあるCDプレイヤーをお借りしての音響でしたが、永井氏お一人では対応できない事態が判明 Σ(゚Д゚)

急遽このバレルバレーの若い従業員さんにお手伝いしてもらいしましたが、お陰様で音響操作はバッチリ!
すると彼女、このような音響等の仕事に携わってみたいとの願望があるとのことで、いやあ~~めちゃ助かりましたよ!!
終了後にお礼に近寄ると、彼女泣いてました、心まで震わせてくれてありがとう 💛

そもそも手記という事実が、すでにドラマとして胸を打つ内容なのですが、そこにふたりのピアフでお馴染みのピアニスト野田正純氏と、盲目のヴァイオリニスト穴澤雄介氏の楽曲を使用。
美しいメロディーで特攻隊員の心を紡ぐ作品に仕上げたつもりです。

特攻を語るのは難しいのでしょう、「美化されている」「さらし者のような扱い」「戦争を正当化」「真実の歪曲」「右翼的啓発」など、捉え方は様々です。
が、私の目的はご供養。
今回の語り芝居で感じたのは、彼らの名前を呼んであげようの一点。所縁の地で彼らの名を音(おん)にしよう、それが私に出来る供養だと稽古をしている時に気付きました。

稽古中にね、泣いちゃうの私。切なくて、理不尽すぎて。
だから本番では絶対泣かないと決めて挑みましたが、お客様がポロポロ泣かれるのを見て
「あ、これが供養なのね」
と確信。
思い起こす、心を寄せるのが故人への供養なのだから、風化はダメ。だから岩城が特攻を語るのは使命なのです。いいも悪いもないの、使命のみ。

語り終わった後に浦辺氏が駆け寄って
「岩城さん、今日のお話は宇佐航空隊、海軍飛行予備学生の事だったんだね。僕の母親の故郷に来ていた特攻隊員と同じだ!!」
脚本を浦辺氏お見せしたら、納得されたように
「母も特攻隊員の写真を持っていた。
中津の町に彼らが休息を取りに来ていた、正にその時期に僕の母もいた」

まさか、
浦辺氏のお母さまとリンクするなんて思いもせず・・
脚本が仕上がった時点で浦辺氏にも送信すべきだったと反省しました。そうすれば、彼はご自身の講演で母の事に触れることが出来たのに。

さあ!!
薩摩路歴史ツアーは晴天に恵まれ、気温も以上に高く、11月なのに夏服ですよ私(笑)
城山ホテルも素敵だし、宴会は30名近い人数で大盛り上がりだし(笑)
楽し過ぎて自分で写真撮ってませんでしたーー (⋈◍>◡<◍)。✧♡


来年も宜しくお願い致します!!