「ふたりのピアフ」リハーサル その2

11月2日はお江戸でふたりのピアフのたった一回きりのリハーサルでした、声色俳優岩城朋子です!
その1でリハーサルの様子はお届けしましたが、その2ではこのお江戸での体験談を!あ、因みに写真は帰りの飛行機からの神山、富士山です。

主人が江戸へ脱藩、いえ単身赴任して以来、東京での宿泊は主人宅にお邪魔させてもらっておりました私。
今回の11月2日のリハも前日の夜から上京してお邪魔する予定でおりましたが、三日ほど前のある日、23時過ぎに携帯が鳴り、そこには主人の名前・・・
やぁーーな予感がしながら「もしもし」。

「今、出張から帰ったけど・・熱がある」

バカち~~~~~ん!!
あ、決して主人を宿泊施設のおじさんとか考えておりませんので誤解のなきよう・・・

さて、すぐに共演者のシャンソン歌手浜砂伴海さんにメールし、二泊するホテルを探してもらうことになりました。手慣れた浜砂さんがすぐに見つけてくれたのは・・。

カプセルホテル!!

この歳にして初体験なのでした!!
小心者の岩城は、寝れなかったらどうしよう・・イビキがうるさかったらどうしよう・・汚かったらどうしよう・・そもそもホテルに辿り着かなかったら・・!!と色々不安でしたが。

まず、きれいでした。寝具もシャワールームも。
そして、想像以上に快適な寝床空間でした。
そして何より、他の宿泊客の皆さまはマナーの良い方ばかりでした、若い外国の方が多かったのですが。
あ、でも案の定、迷いました。駅から6分と書いてあるのにホテルに到着したのは、駅を出てから30分後・・。
でも、良い経験でした (笑)

さて、もうひとつの体験は、リハの翌日に訪れた江戸東京博物館!!

ここは以前主人と来た時にリニューアル工事中で入れず・・なので今回はリベンジ!
凄く良かったです、お勧めですよ!!
江戸時代から昭和にかけての東京の街と、人々の暮らし、文化などを美しく細やかに再現された博物館でした。
それと、ボランティアガイドさんをお願いしたんですけど、この方がとても良かった!!
物腰が柔らかく、言葉に品があって、余計なことはしゃべらず。何より江戸の町に対する考えが岩城の感じるそれと意気投合!

江戸って日本人が最も日本人らしく生きていた時代だと思う。
適度に不便な生活が、他人のことを考える道徳心を養い、プライベートの無さが皆を家族とする思想のもとに、悲しみも喜びも分かち合って生きていた。
その中で文化芸術はメキメキと育ち、自由と冒険と底知れぬ未来があった。
闇にはまだもののけが潜み、人間は夜の世界を彼らに譲って生きていた。
灰になっては再生し生きるパワーに溢れた日本人、この時代に立ち返って今一度、日本人の遺伝子に残る日本らしさとは何ぞやを学び直さねばならない!

「そう!わたしもそう思うんです!!」
ガイドさんとお互いに何度も口にしたのがこの言葉でした、価値観を共有できるって本当に気持ちの良いものですね。
いや~~~~、素敵な素敵なでしたばい !!