厄祓いと、満月と祈り・・・そして娘

平成最後の年の1月が既に終わろうとしていますね、声色俳優岩城朋子です!

少し前になりますが、今年初の愛宕神社へ早朝参拝に伺いました。まだ日の出が7時過ぎの福岡は、曇った朝だと結構暗く、神社はそれなりに怖かったりするのです。運動不足な上に身体が起きていない早朝の私はゼーハーな階段を何とか登り切り、うっそうと生い茂った木々で暗くなった道を歩かねば到着しないルートを進む。

人間ですから、暗闇を恐れるのはご先祖様からのDNAの記憶、しかしこのほんの数メートルが私にはなかなかに怖いのですよ。変な人がいたらどうしようとか、見えてはいけないモノが偶然見えてしまったらどうしようとか・・・・
そそくさと早足で通り過ぎ、更に階段を登ってようやく見えてきた愛宕神社には暖かい灯りが点っておりホッとすると同時に「よう頑張った!」と褒めてもらえたようで喜びを感じる私なのでした!

そして祈る。

さて後日、満月から放たれた光り輝くパワーを我が家のベランダで娘と共に浴びました。

そして祈る。

さあ締めくくりは、恒例の若八幡さまへ厄祓い!!

後厄の娘を連れ伺った1月26日!!そう今シーズン初の雪が降ったこの日(私にはお初の雪でした)受付開始の一時間前から並び、続々と訪れる祈願の皆さんと一緒に、雪雲の間から天照大御神のキラキラしたその恵みを浴びて「あああ~~~」

やがてジンジンする冷たい足がほどけぬままご本堂へ入ると、この日は大入り満員で神職の皆さまも大忙し!
祈願者の住所と名前を読み上げて行くのが、まあ早口言葉の如くそのスピードたるや役者の私も真っ青のマメり様 (*_*)
あまりにも早くて私も娘も自分の名前を聞き逃してしまうのでした!ある意味、見事な職人技だと感心しておりますと、
その次は一人づつの頭上に鈴を振って祓って頂く儀式。
超満員の祈願者であふれた本堂は神職さまが通り抜ける隙間など無く、あらあらすみませんと何とか進もうとなさる神職さまに、低頭した一同は押されヨロけながらも只々有難く右へ左へとヨロけ続ける。
その様子を列の最後尾から見ておりました私は、不謹慎ながら笑いがこみ上げて来るのでした。
なぜって、この厳かな儀式に身を委ねながら、驚くばかりの早口な祝詞やヨロける善市民の姿は、神の前で何とも可愛らしく人間味溢れ笑わずにはいられない気分となるのです。

そして祈る。

一週間前にセンター試験を終えた娘。
大きな転機を迎えるようです。
親なんて祈るくらいしか出来ないけれど、あなたの道は前にしかない!!