「ふたりのピアフ」リハーサル その1

「ふたりのピアフ」のリハーサルの為にお江戸へ行って参りました、声色俳優岩城朋子です!
今年で4年目を迎えました「ふたりのピアフ」!!

初演以来3年振りとなります福岡凱旋公演を11月24日に控え、共演者のお二人が待つお江戸へリハーサルに行って参りました。
そもそも福岡の岩城がどうして東京でご活躍のシャンソン歌手、浜砂伴海さんと出逢ったのか・・・
そのご縁を繋いでくださったのは油機エンジニアリング株式会社のM会長さま !!
そのM会長さまが平成26年に浜砂さんを、福岡は糸島市の「古材の森」で開催された催しに招待されて、そこに出演していた一人でありました岩城と出逢ったのが始まりなのでございます。

今でもハッキリと覚えているその時の彼女の話。

「私はシャンソン歌手ですが、フランス語で歌うべきか母国語で歌うべきかが分からなくなって来てた。その迷いをM氏に打ち明けた時に、今日の公演に来なさいと言って頂いたのです。
何も知らずにこの福岡の地まで来ましたが、母国の歴史を母国への想いを乗せて語る言霊に感動しました。」

凄く印象的でした彼女のこの言葉。
実際にパリでリサイタルもされた経歴のある浜砂さんは、パリのお客様から母国語で歌うべきとの意見を聞いて、ずっとこのテーマと向き合ってこられた。いえ、それは今も継続中かな・・・

さてそんな彼女と、この後「ふたりのピアフ」と言う作品を共に作り上げて行くことになるのです。

ほんの短い時間に言葉を交わしただけの浜砂さんと、今年4年目になる程の共演者になれるとは・・・
出逢いとはご縁とは、本当に不思議だとつくづく感じるのでございます。
M会長さま、只々感謝でございます、ありがとうございます !!

さあ、リハーサルも思えば4回目となりますが、このリハーサルが面白い !!
あ、リハーサルは本番前の一回だけです、だから4年で4回。この一回でその年の本番の運びを全て決めて来たのです、いつも三人で。
特に今年は一昨年から去年にかけてのお客様からの感想に沿って、脚本と岩城の語りに手直しを入れました。
個人的にも改革の年となりそうです!

そうでしたピアニストの野田正純さん、またこの方が素敵なんです !!
浜砂さんが「ふたりのピアフ」の作成を共に決意してくださった時に、ピアニストは野田さんしかいないと仰られただけあるのです!!クラシック、ジャズ、そしてシャンソン、その経験の豊富さと何より柔軟な思考と技術。銀座公演のリピーターのお客様が「ふたりのピアフではなく三人だね」と仰られた言葉通りなのです。

もうね、もうなんです (笑笑)

さあ、手直しした脚本も岩城の声も、事前にお二方には送信したうえでリハーサルに臨みますが、それを踏まえたお二人の意見やアイデアで作品に新しい色が乗せられ生まれ変わって行く瞬間を楽しみました!!
それはそれはプロフェッショナルとはこの事だと感動する喜びに浸れるリハーサル、尊敬して止みません ♥
東京の馴染みのスタジオで6時間、じっくりと練り上げた作品は11月24日に放たれるのでした!!

で、リハ終わった後の直会がまたまた嬉しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
この作品に対する思いを語り合いながらお江戸の夜は更けて行くのでありました!!