新作「島津斉彬公物語」 in 照國神社 脚本編

新作をようやく書き上げましたご報告を致します、声色俳優岩城朋子です!

なんと博多んモンの私が、鹿児島が誇る島津家二十八代当主の島津斉彬公の物語を、斉彬公をご祭神とされる照國神社さまの観月祭にて、語り芝居でご奉納させて頂ける事となりました!
大河ドラマ「西郷どん」では渡辺謙さんがなさってました、あの英明なお殿様が斉彬公でございます。
照國神社の宮司さまは島津修久宮司さま!そうです、島津家三十二代当主であらせられます。
なんとも畏れ多く有難いご縁の賜物でありますが、福岡から岩城の語り芝居を推薦くださった知人のNさまに心より感謝申し上げると共に、何よりよそ者の私にこの大切な照国大明神の物語を託された照國神社さまの勇気に、只々頭が下がるばかりでございます。

思い返しますと、脚本執筆の前にまずは斉彬公の勉強をするところから始まりまして、今年5月に亀田真砂子氏率いる「薩摩ツアー」に参加した際、そこでガイドの永留佳澄さんにご相談したのがスタートでした!

このツアーの時期には照國神社さまにて岩城の起用が会議されていた最中で、まだ確定は頂いておらず、ですが執筆より文献を読み資料を作成するのに時間を要することは百も承知でしたので、ぶっちゃけこのツアーは、文献を推薦くださり質問やお願いに答えてくれるであろう薩摩おごじょ永留さんをゲットしに、まっしぐらだったのでございます!!
お写真はツアーの時の永留さんと、天の岩戸開きにいらしてくださった時の永留さんです。
さあ、そこから永留さんとのメッセの往来は数知れず!!
仙巌園・尚古集成館ガイドの永留おごじょは、忙しいお仕事の合間をぬい岩城の微妙な質問やお願いに本当に真摯に答えをくださるのでした!
どれほど助けられ、不安を解消できたことか(-_-;) 感謝し尽くせません、ありがとうございました!

そして、これら資料をめくり続けておりましたある日、Nさまから岩城起用決定のご報告を頂き照國神社の田原権宮司さまとのご縁が繋がるのでございます。
やがて田原権宮司さまからの資料も届き、自分の持てる全ての時間を執筆に籠ること一ヶ月半、8月上旬に書き上げた第一稿を権宮司さまへ送信致しました。
赤ペンチェックを入れて頂き返送してもらうまでの一週間、オーディションの結果を待つ面持ちで「大半書き直しとかになったら・・・」「その時は、あの予定もこの予定も全てキャンセルして、再度執筆・・・」などなど、ネガティブな思考に支配されっぱなしの、見た目と違い小心者の岩城でした・・

結果は、暖かい目で見守るかのような優しい赤ペンチェックでございました(-_-;)
照國神社の田原権宮司さまをはじめと致しましたご関係者の皆々さま、ありがとうございました!

さあ、これで終わらないのが今回の作品!
大急ぎでNさまへ脚本を送信し、今度は「薩摩弁」への書き直しと薩摩言葉のイントネーションを教授してもらわねばなりません!
あ、因みにNさまは薩摩ご出身で、田原権宮司さまの同級生でらっしゃいます ♥
そもそも斉彬公は江戸育ちですので、言葉は標準語で差し支えないのですが、登場するほかの人物は薩摩の方々。薩摩弁を避けて通ることは出来ないわけで、博多んモンの中途半端な薩摩弁モドキで語らねばならないのです(-_-;)が、そこは起用くださった神社さまの勇気に報いるためにも、お客様から「頑張ってるよね」レベルの薩摩弁にせねばと腹をくくった次第です。

ともあれ、超特急で出来上がった我が新作「島津斉彬公物語」を声に出してみながら、ひとつの命が吹き込まれた感覚と多くの方々のご尽力で生まれ出た感激を、散らかった部屋で一人かみしめているのでした。

おおおっと、まだまだですよ!!
岩城の語り芝居を支える大きな要素、「音楽」! 「音楽」ですよ!!
音楽の編集が終了するまでは、拙著の作品は自立しないのでございます!!
はいっ、次回を乞うご期待 (⋈◍>◡<◍)。✧♡