筑前琵琶と語り芝居の世界

七夕の公演を報告する、声色俳優岩城朋子です!
7月7日七夕の夜、久し振りの寺田蝶美さんとの公演となりました。蝶美さんはご存じ、福岡を代表する筑前琵琶の師範でらっしゃいます。その蝶美さんと、これまた福岡を代表する料亭「嵯峨野」さんにて【七夕の節句「筑前琵琶と語り芝居の世界~不思議なはなし~」】と題し公演して参りました!演目は・・・
① 天の川伝説 天人女房
② 銀河鉄道の夜より さそりの火
③ 芳一
の3演目でした。天人女房は以前に公演した脚本を蝶美さんとの二人バージョンにて披露。七夕の夜にふさわしい天の川の織姫と彦星の物語でスタートしました。
さそりの火は蝶美さんの新作に今回岩城の語りが入り、更なる二人バージョンに。宮沢賢治の独特の世界観を表現してみました。
そして琵琶で綴る不思議なはなしと言えばこれ、芳一でしょう!岩城得意の声色を七変化させて演じたのは、芳一を取り巻く平家の怨霊たち。登場も上(かみ)から下(しも)から、はたまた客席からと、折角ですからお客様の意表を突く演出で、この世の者ではない彼らを表現してみました。
照明も入り料亭であることを暫し忘れて頂けた夜でした。