令和4年6月18日「小さなポケット」at 圓應寺慰霊祭

急遽、慰霊祭にて絵本の追悼朗読を執り行って参りました、声色俳優岩城朋子です。

ここ圓應寺さまは、昭和20年6月19日福岡大空襲での身元が分からない戦災死者をご供養なさっているお寺さまで、あの玄洋社の頭山満のお墓がある有名なところです。
何十年と続けてらっしゃる慰霊祭でしたが、このたび歴史作家の浦辺登氏が追悼講演をされるとのことだったので参列しようと三木副ご住職に連絡をしましたところ、
「せっかくならば、追悼朗読をしてくれませんか」
とのお声かけを頂きました。

実は慰霊祭での朗読は初めてではなく4年前の平成30年に行っており、その時に朗読したのが菊畑茂久馬氏の絵本「小さなポケット」でした。
ご自身が福岡大空襲を生き抜いた様子を絵本に残されたのですが4年前にはまだご存命で、なんとか慰霊祭にお運び出来ないかと三木福ご住職に相談したのを鮮明に覚えています。

そして今年も絵本をスクリーンに投影しながらの追悼朗読、決して残酷な描写は無いのですが12歳の春に母を病気で亡くすシーンで終わります。そして「あとがき」を読むのですが、そこには菊畑氏の本音が優しい文章で綴られておりとても心に響きます。

私の朗読後に、沖縄言葉で歌われる歌手の方が三線を弾きながらオリジナル曲を歌われたのですが、なんと岩城の朗読にすっかり心が揺れて音は外れて声は震えて・・・
直会の時に「岩城さんの語りのあとは危険です」と言ってくださいました、正直嬉しかった(⋈◍>◡<◍)。✧♡

さあそして!!
ここでも不思議な出来事が!!
10時半からご供養が始まった途端、参列者に間をフワフワと蝶が飛んできて、最前列に着地するとじっと慰霊祭を聴いているかのように祭壇を見つめて飛ぼうとしません。
浦辺登氏がすぐに気づいて写真の収めてましたので、岩城もその後ろからパシャリ。どう考えても戦災死者の魂を運ばれて来たとしか思えない光景でした。

この後の直会で浦辺登氏からミッションを💦
維新の時代を支えた福岡が誇る金子賢太郎の語り芝居を是非にと💦💦