「島津斉彬公物語」in 照國神社 音響編

新作「島津斉彬公物語」が出来上がるまでをコソっとお教えしております、声色俳優岩城朋子です!
さあ、脚本の目処がつきましたら、次にやることは音響決めと編集です。
岩城の語り芝居の世界観を大きく担っているのは音楽と効果音です!一度でも語り芝居をお聴きになられた方は、音楽や効果音が担っている役割の大きさはもうお分かりだと思います。
重要な土台として語り芝居を支え、岩城の語るセリフの奥にある心情を更に情緒豊かに膨らませ、岩城の目指す朗読の立体化に無くてはならない存在なのです!
ここでご紹介するのは、音響の浦田タケヒロさん!!

彼に音響編集を依頼するようになって今年で4年目。
また彼が面白い!音響編集もされるし、ご本人がミュージシャンだし、更には大工さんも?!いえ、過去には役者もされていたようです(器用なのであります)
幅広くモノ作りの彼は、4年目ともなると岩城が表現したい世界観への理解と求める事柄に的確に答えてくれるようになりました!
なかなか高度な技術を提供してくれるものですから、調子に乗った私は「じゃあ、前回はこれくらいだったけど、今回はもう少し足した感じの音が欲しいのよ」なんて要求を口にするようになっております。つまり、どんなに探してもない音は、もう作ってしまえの世界・・!
例えば天の岩戸開きの時には「アマテラスオオミカミの雄たけび」を、私の声を録音し加工して作成!
そして今回の新作でも・・・  それは9月24日の本番を迎えてからご報告しましょうね。
なにより、本来現場でセリフをきっかけにFI(フェードイン)FO(フェードアウト)など音響さんがしてくれるはずの仕事を、既に編集段階でそのように作っているわけです。これは悲しいかな、専属の音響スタッフさんを岩城が持てていないから・・。

さあ、この日の編集は糸島にある浦田さんの工房で11時位からスタートして18時に終了。今回は早い方でしたが、なかなか手の込んだ効果音になりました (-_-;)
CDに収録された効果音は、現場までご一緒くださる音響スタッフさんとのお稽古へと引き継がれるのであります。脚本とにらめっこしながら正確にスタートを出す!
これ、意外と難しいのですよ。「このセリフの「あ」で音響スタートね」なんてキッカケだらけなので、音響を担う事になったスタッフさんは脚本から目を離すことは本番中一回もないのであります。つまり、舞台のそでに居ながら本番の岩城を見ることは無いわけです!
たいへんだあ~~~~!!
ですから、大切な大切な音響スタッフさまなのであります (⋈◍>◡<◍)。✧♡

話変わって・・・
先日アクロス福岡で行われた「筑前琵琶と朗読と寸劇による素芝居【平野國臣】」を観に伺いました!
歴史ものを舞台化する難しさを改めて感じましたが、福岡を代表する偉人のお一人である平野國臣を題材になさる覚悟を感じた舞台でした。
関係者の皆々さま、お疲れ様でございました。そしてありがとうございました。

さあ、「島津斉彬公物語」の本番へ向けて、頑張れ私!!