目の玉飛び出るような2つのトラブルが起きてしまった「ふたりのピアフ」、声色俳優岩城朋子です!!
10回目東京記念公演のホールで2つものトラブルが、出演者の岩城にだけ起きたことは日頃の行いなのでしょうか💦
ひとつは前回のブログに書いた通り、2部で発生したマイマイクの電波障害による音声の切断。最後にはハンドで終わってしまいました・・令和7年の必須課題です。
そして信じられないもうひとつのトラブル。それは1部での照明でした。
本番の何日か前に演出家が突然電話かけてきて「場所によっては脚本が影になるかも」などと言い出し、それは絶対困りますと伝え、浜砂さんからも見えないは無いよう言ってもらったのにですよ。なのにですよ!!
なんと今回の照明屋は、
リハーサルでは明るくしておきながら本番で全く違う照明にしたんです。真っ暗な中にピンスポのみで私を抜く、これ過去に失敗した経験ありなんです、だからハッキリ具体的に真っ暗のピンスポは辞めてくださいとお願いしていたにも関わらず。それもリハではせず突然本番で!!
私が著名な俳優だったら、あの照明屋はこんな事したのでしょうか。
顔を上げるとピンの明かりが目に当たるので脚本に戻ったときに字が見えない、そしてA4の脚本の半分下は影になって読めない。頭が真っ白になって「どうしよう、どうしよう」がグルグルと・・
途中でハケて見えない事を訴えるべきだったのですが、流れを止めるべきではないと判断してしまい、必死に何とか乗り越えたと自分は思っていました。 が・・
帰宅すると来場してくれた主人が私の顔を見るなり「大丈夫?」と言う。
てっきり2部のマイクトラブルの方かと思いきや、
「いや、1部の方。言い間違えたり、言葉が止まったり。俺もええっ?と思った。15分休憩の時に隣の客が『浜砂さんの歌は完璧なのに、あの俳優はトチってばかり』と会話してたよ。1部で何があったの?」
この主人の言葉に、必死で乗り越えたつもりが散々な結果だったことを知らされたのです。
勿論、2部は明るくしてもらいましたが、この照明屋は打ち上げの時「行けると思ったんだけど、見えなかった?」と私に言われました。この言葉にもやり切れない気持ちでしたが、それでも主人から聞かされるまでは大事に至ってないと思い込んでいたのです。
主人が「どんな事情があろうと、客はお前が失敗したとしか取らないからね」と。その通りです。
ショックでした。
その夜は眠れず何度も起きました。
あれだけお願いしていたのに恐れていた事は回避できなかった。
屈辱で一杯なのですが、忘れます。一日も早く忘れます。