令和4年9月23日「征西将軍の宮」 at 五條邸御旗祭

「征西将軍の宮・懐良親王と良成親王」の再演をご子孫の方々が見守る五條邸「御旗祭」にてご奉納が叶いました、声色俳優岩城朋子です!!

思えば語り芝居つきのバスツアー第一弾、歴史作家浦辺登と巡る奥八女ツアーにて執筆した脚本「征西将軍の宮」の初お披露目が令和3年11月。
その様子はこちらから。
あの頃、執筆のために沢山の資料を読んでいる中に、この懐良親王に京より尽き従った公卿五條頼元のご子孫が未だにその宝物を守り続けており、年一回そのお披露目の神事が執り行われているとの内容をみて、
「あああ・・私の語り芝居が、その所縁の方々の前でご披露できる日が来ないかしら」
と想いにふけっていましたが、
まさかまさかの尊いご縁から、一年後の令和4年9月23日に叶いましたよ Σ(゚Д゚) !!!
たった一年後ですよ、もうね、感謝の一言に尽きます!!
お写真は五條元滋氏と!

令和3年11月のツアーで、あの公演にお運びくださった25代目当主の五條元滋氏と宝物顕彰会会長の月足靖彦氏との出逢いが、レプリカではない金烏の御旗の御前での岩城の語りへと導いてくださいました。
ただただ感動です、ありがとうございました!
お写真に岩城の名前が、そしてこの甲冑は五條頼元のもの、その御前でご本人を演じるとは 💦💦

忘れてはならないのは
ここまでのご縁のレールを引き寄せたお世話人の永井宏治氏が、お忙しい当日にも音響役で八女までご一緒くださり、脚本を見ながらCDプレイヤーとの格闘を頑張ってくださいました!
思えば数年前に浦辺登氏から繋がった永井氏、そして更なる五條宮司、田原権宮司、戸高宮司など、多数のご縁に報いらねばなりませんね、使命であります。

この日はもう一つのサプライズが待っていました。
五條元滋氏のご子息より、小一時間ほどかかるJRの駅まで送って頂いた帰りの道中に貴重なお話を聞くことができました。
元滋氏のお父上つまりご子息のおじい様の時代までは、他人を邸宅に上げるなどの機会は一切なかったとのこと。
厳格に他人を遠ざけ、五條家の秘宝は血筋の者で守るとの家風を引き継いできたと。
しかし湿気などの害から宝物を博物館で保管してもらえるようになった元滋氏の時代になって、南朝に想いを馳せる多くの方々へ邸宅を解放し、宝物ご開帳をも一般公開され、やがて遠くは北の地より八女五條家を訪れる南朝ファンと会えるようになったとの事だったのです。
懐良親王のお墓が、
まるで隠すような山中に存在している意味と、ここでキレイにつながったのでした。
感慨深い9月23日、わが誕生日でありました(笑) (⋈◍>◡<◍)。✧♡