にっぽん丸公演「天の岩戸開き」その2

念願のクルーズ客船にっぽん丸、メインのドルフィンホールにて「天の岩戸開き」を無事努めて参りました、声色俳優岩城朋子です!

突然のにっぽん丸公演は令和元年6月20日~24日の金沢発着「花の礼文島と白神山地クルーズ」にて実現!!
そして更なるお導きにより、博多最後の絵馬師「吉村百耕師」のお孫さま吉村精高氏との出逢いにて、百耕師の絵馬「天の岩戸」のお写真をお借りする事となるのです (*_*)

にっぽん丸のドルフィンホール、数々のエンターテイナーがお客様を夢の世界へお連れする美しき空間。
ほんの二か月程前に、私は一人の客としてこのドルフィンホールの席に座り、輝くステージを見つめながら

「ここに、いつの日か立つ ✨」

なんて、十代の若者のようにキラキラのお目々で誓ったのでしたが、ご縁とお力添えのお陰様でその日は舞い降りて来ました。

さて、巨大で重いトランクを抱え博多から金沢へ。
JRからのタクシーが金沢港に近づくと、久し振りのにっぽん丸の姿が目に飛び込んで来ます!
エンターテイナーとして乗る岩城は右も左も分からない中、クルーズを愛して止まないお客様達のワクワク感を船内の隅々に感じながら6月22日(土)の本番を迎えるのです。

今回のクルーズは満船!
なので夜のお食事は2回転するのですが、天の岩戸開き公演もそれに合わせて2公演、18時~と20時~!
お昼のうちに音響照明のリハーサルがあっという間に終わると、本番に向けて自室でヘアメイクと衣装の準備。その姿でお部屋からドルフィンホールまで移動するのですが、入り口には開場を待つお客様の列が!!
「楽しみにしてるよ!」
「頑張って!」
お声かけ頂きました!!
「ありがとうございます!」この言葉しか出ませんよ、お客様から頂いた感動のシーンでした!

そして本番。
お馴染みの和田名保子氏の楽曲が流れると、板付の岩城の前の幕が開き、ライトを浴びて語り芝居「天の岩戸開き」がスタートします。
お客様の表情やその瞳に目線を投げながら、揺れを感じる事もなく物語は進み、やがてクライマックスに百耕師の絵馬のお写真がステージ一杯に映し出されると、舞台は一気に華やかな躍動感に溢れ、たった一人の私を見事に支えてくれるのでした!
改めて、舞台は一人の力では成し得ない空間だと痛感した次第です!!

お写真は船内専属のカメラマンさんが撮影くださいました、貴重ですね。
「CHIEMI NISHIMORI /@にっぽん丸」

さてさて、公演翌日からは船内で多くのお客様から嬉しいお声かけを頂きました。
早速岩城を検索されてホームページをご覧になられた方や、次回の公演のお尋ねや、そしてにっぽん丸での再演のご希望など (⋈◍>◡<◍)。✧♡
只々有難く光栄に感じております、支えとし精進して参ります!!

実はドルフィンホール以外に、お昼のラウンジ公演も致しました。
スタッフさんが「あまかった・・」と呟かれたほど補助椅子が入らなくなる140名様以上が集まられ、諦めてお帰りになった方々もいらしたと聞きましたが、その話はまた次回に~~~!!